切手の美 [美の壺]
先週の金曜日は名フィルを聴きに出かけたので、この日の「美の壺」は録画しておき、それをやっと見ることができました。
今回は切手。
私も子供のころ集めていました。
切手収集といえばもっぱら男子専科でしたが、私も精を出しておりました。
こづかいをためて、記念切手を買ったりしていました。
珍しい切手はかなりの高額で、高嶺の花だったことも懐かしい思い出。
久しぶりに収集の成果を見ようとひっぱってきました。
テレビで取り上げられた「気球揚る」の切手も持っています。
美の壺展 [美の壺]
いつも気になる谷さんのお部屋の掛け軸「壺中天」(紫舟さんによる)もありました。
いろいろ展示はあったのですが、実際に見ていいなぁと思ったのは、
・アールヌーヴォーのガラス
・魯山人の器
・切子
です。
特に魯山人の器は、一度見てみたかったのですが、ほかの器とは違った味わいがあり、料理がのっていなくてもそれで芸術品であるけれど、料理がのったところも想像してみたくなるものでした。
特に、四角い皿がそうです。
10時過ぎに入ったのですが、皆出足が早く、盛況でした。
以前、朝日の夕刊に名古屋の文化度のことが載っていて、
名古屋の客はブランド志向が強いため、知名度があり、派手なものが好まれるとありました。
たとえば、05年のゴッホ展は、圏域人口比でみれば、東京・大阪をしのいだのだそうです。
私もこのゴッホ展は行きましたが、あまりの人の多さに辟易したものです。
本当に見たい人だけでなく、「有名なものだから、とりあえず行っておく」といった人が多いのでしょう。
作品を見るより、おしゃべりに夢中な人もいましたから。
この美の壺展も同じではないでしょうか。
北斎展もしかり。
このあと栄に出て、三越の前を歩いていたら、院展の広告が!!
それで、院展にも寄ってきました。
院展も、たいそうにぎわっておりました。

金属が描く日本画の線 [美の壺]
今日の「美の壺」は、和のステンドグラス。
ステンドグラスといえば、教会。
そういえば、小学校の図工の時間に、黒画用紙を切り抜いて色々なセロファンを貼ってステンドグラスを作った覚えがあります。
「和のステンドグラス」と聞いて、初めはピンときませんでしたが……
和のステンドグラスは、まるで日本画。
西洋のステンドグラスは、直接ガラスに描き焼き付けるのに対し、
日本のステンドグラスは、色ガラスを組み合わせるだけで図柄を表し、
それをつなぎ合わせる鉛線の幅も、西洋のは均一なのに対し、日本のは部位によって違うというのです。
それはまるで、日本画の筆致。
西洋のステンドグラスに比べると、和のステンドグラスは大変味わいや趣きがあります。
それは見事!!
中でもステンドグラス作家小川三知氏のものは素晴らしい。
(鳩山邸の法隆寺はスゴイ!!)
西洋から伝わってきたものを、日本らしく変えていける日本人の叡知に乾杯!!
鼓 [美の壺]
今夜の「美の壺」は、鼓でした。
テレビで見たことはあっても、実際に間近で見たことはなく、ほとんど無知でした。
まさか、ばらばらにしてしまっておくとは!!
小鼓製作修理師の人が出ていましたが、なんとまあ名古屋の人!!
鼓は、そのくびれに音の秘密があるそうな。
中をくりぬくのは、まさに職人芸。
この内部の形で音が決まるんだそうです。
また、輪郭の美しさだけでなく、蒔絵が施され、これぞ芸術品!!
そこに遊び心がちりばめられているらしく、
葡萄の絵には、能は武家のたしなみなので、武道をきわめる、
栗の実には、実がなるにかけて、音がよく鳴る、
というような意味をこめているのだそうです。
そして、「印(しらせ)カンナ」という模様が内側にも彫られているのです。
これはもう、繊細で優美で、ありえない美術工芸です。
演奏においては、
大鼓は皮を乾燥させ、小鼓は適度な湿り気を与え、音を特徴づけているとのこと。
鼓というひとくくりでしか意識していなかったので、目から鱗です。
毎週楽しみにしている「美の壺」ですが、
今回も、やはり楽しめました。






